企業が効果的な営業活動を行うには、情報の属人化を防いでスタッフ間や部署間の連携を緊密なものにする必要があります。情報が属人化するとスタッフの勘や経験に頼って営業活動が行われるため、顧客の要望に組織全体で柔軟な対応ができません。例えば担当者が不在時に何らかのトラブルが起きても、他の部署のスタッフが対応できないと顧客の信頼を損なう可能性があります。企業が売上の増加を図るには、柔軟な対応によって顧客満足度を高めなければなりません。
顧客と良好な関係を構築・維持するために必要な多くの機能を備えたツールがCRMです。CRMとはCustomerRelationshipManagementのことで、日本語では顧客関係管理と呼ばれています。このツールを導入すると顧客や会員などの情報を一元的に管理できます。組織全体で顧客などの情報を共有できるので、様々な要望に柔軟な対応が可能になります。
CRMの会員管理機能を使うと、問い合わせを管理するコストや情報漏洩のリスクを減らすことができます。メール配信機能と連携して、会員情報を販売促進活動やマーケティングに活用することも可能です。CRMのメール配信機能は、顧客の属性ごとにメールを配信し開封率を可視化できます。時間帯や件名、文章量などを比較検証すれば効果的な情報発信が可能になります。
CRMには他にも問い合わせ管理機能やアンケート実施機能などが存在します。各種セミナーやイベントを実施する機能を備えたものもあります。このツールには機能が備えられており、スタッフの負担を軽減しつつ効果的な営業活動を行うことができます。